USB-IFを実現するためには、大きく分けて3通りの方法があります。
最も簡単にUSB-IFを実現するには、USB-UART変換ICを利用する方法があります。
この場合、USBに関わるソフトウエア開発は不要で、PCからはUARTを備えた機器(仮想COMポート)として認識されます。
デメリットはデータ転送速度が低速なことです。 また、UART機能を備えた外部機器(IC)が必要です。
USB2.0と謳っていても、実際にはLow speed(12Mbps)での運用が多いです。
USBソフトウエア開発が不要という点では、当社のSmart-USB Plus/Sigma製品もUART変換ICと同じですが、USBのデータ転送速度という点からは、大きなアドバンテージがあります。
USBの転送速度もHigh speed(480Mbps)、Super speed(5Gbps)と高速です。
当社のUSB-IFは、ユーザがUSBプロトコルに関する開発をする必要はありません。すべて開発済みの機能を実装しています。高速なデータ・インタフェースを行うために専用のFPGA回路が必要ですが、HDLサンプル回路を無償提供しているので、すみやかな回路設計が可能です。
最後に、マイコンを利用した場合のUSBインタフェース機能の実現では、デバイスドライバとマイコン側のソフトウエア開発が必要になります。
デバイスドライバに関しては、マイコンメーカからの無償供与がある場合もありますが、マイコン側では必ずUSB機能の作り込み(プログラミング)が必要で、マイコンやプログラミングにUSB機能の性能が左右されます。
マイコンの場合はI/Oを自由に設定できることがメリットですが、Smart-USB Plus/Sigmaではこの部分をFPGAで処理させることで、自由度と拡張性を高めています。