サスペンド機能を利用することで、システム全体の消費電流を低減することができます。
制御アプリケーションや外部システムからFPGAのサスペンド機能を制御して、FPGAの消費電力を低下させることができます。
【適用ボード】 SX-Card6
この機能を利用するには、2つの準備が必要です。
サスペンド機能について;
サスペンド機能を有効にすると、FPGA内部では、VCCAUX消費電流が大幅に低減します。FPGAコア電源(VCCINT)は微減します。 FPGAを未コンフィグ状態にしたときのボード消費電流値にほぼ等しくなります。
サスペンド期間中のFPGA I/Oピンの状態は、制約ファイル上で記述することができます。
NET "
io_typeのデフォルトは 3STATE となり、サスペンド中はHi-Zになります。この他、3STATE_PULLUP(Hi-Zで、内部プルアップ)など5種類の設定ができます。
詳しくは、ザイリンクス社のユーザガイド"ug394.pdf" Ch.1を参照してください。
【外部システムからSX-Card6をサスペンド制御】
PCからの制御だけでなく、SX-Card6外部からサスペンド機能を制御することができます。
ボード上のソルダパターンSP2を切り替えることで、PCからの制御と外部システムからの制御が選択できます。
外部からSUSPEND制御を行うことで、SX-Card6がアイドル状態の時にはサスペンド状態とし、SX-Card6が動作するときだけサスペンドを解除することができます。これにより、システム全体の消費電流を低減させることができます。