MAX10 FPGAからSmartAnalogデバイスをSPIで制御できます
※2020年以降、この機能は削除しています。
mxcardには、ルネサスエレクトロニクス社製SmartAnalogデバイスを搭載しています。
MAX10 FPGAからSPIによりSmartAnalogデバイスをプログラムし、計装アンプとして使用します。
【SmartAnalogデバイス概要】
SPIによりデバイス内部のレジスタを設定することで、プログラマブルな計装アンプ回路を構築できます。
P/N: RAA730301CFP (SmartAlnalog IC 301)
<アナログ入力経路図>
CN1:デジタル/アナログ混在の120pinメザニンコネクタ
CN2:アナログ専用コネクタ
SP8~SP10はソルダジャンパです
【SmartAnalog開発環境】
無償のWebシミュレータによりアンプ動作を確認し、専用の開発ツール(SA Designer)によりレジスタ設定値(Cソースコード)を生成できます。
【制御方法】
mxcardサンプル回路に、SmartAnalogをSPIで制御するための機能を実装しています。 mxcard制御アプリRefMX.exeで、SA Designerが生成したCソースコードを読み込むと、SPIでSmartAnalogをプログラムできます。
※プログラムするレジスタは電源OFFにより揮発します。
【ボードへの書き込み方法】
製品付属のサンプルFPGA回路には、SmartAnalogICにSPIアクセスする回路が含まれています。この回路と制御アプリのRefMX.exeを利用して書き込みができます。
RefMX.exeを起動し、「RAA730301」タブを選択して下さい。この画面で「SA Designer」により生成した "r_sadesigner_reg.c"ファイルを選択して「一括設定」ボタンをクリックすると、SmartAnalogICの設定ができます。このファイルは製品出荷時に添付しており、内容はゲイン2(6dB)設定です。
SmartAnalogIC出力はMAX10-FPGAのアナログCh.8に接続しています(製品出荷時設定)。このチャネルはプリスケーラ機能により、0~3.0Vまでの信号を受信できます。
mxcardボードの動作確認では、コネクタCN2.4ピンに(0~1.5V)のアナログ信号を与え、CN2.5ピンはGNDに接続して下さい。