製品保証の考え方と製品修理について
<製品保証>
製品ご購入後6ヶ月間に限り、製品が正常動作しない場合は無償交換いたします。
ただし、当社製品はお客様の設計した回路をFPGAにプログラムしてボードを運用する形態ですので、お客様の回路の不具合により製品の正常動作ができなくなった場合には、有償修理とさせていただきます。
当社のボード製品は、お客様が自由にコンフィギュレーションして使用できるFPGA-I/Oピンと、ボード機能実現のためにFPGA周辺回路と接続済みのFPGA-I/Oピンがあります。すでにボード製品上でピン入出力属性も決定しているFPGA-I/Oピンを、お客様がボード上の機能と異なるピン入出力属性でピンアサインすると、信号の衝突が発生する場合があり、FPGA-I/Oピンが破損する場合もあります。 この様な場合には有償修理とさせていただきます。
FPGAのピンアサインについては、製品に添付するサンプルFPGAプロジェクト(回路)内で、TCLスクリプト記述したピン設定ファイル(xxxx.tcl)を提供しています。このファイルを利用することで、間違いのないFPGAピンアサインができます。
<製品修理>
製品が正常動作しない場合、当社宛に製品を送付していただきます。
当社で不具合状況の再現や原因を究明し、修理可能な場合は 「修理見積書」をお客様に提示いたします。これにご同意いただいた上で、実際に製品修理を行います。お客様の修理指示(発注)がない限り、製品修理作業は行いません。
お問い合わせフォームまたはEメールで製品不具合内容をお知らせください。 動作しなくなった原因が判明していれば、お言付けください。
過去数点の製品修理状況から、ボードに供給する電源の誤り(5V給電のところ、9Vや12Vを給電してしまう)と、FPGAのIOピンアサイン誤りによる信号の衝突により、IOピン部分が破損する事例があります。
印加電圧の誤りの場合、DCジャック近傍のチップタンタルコンデンサが破裂して5V-GND間が短絡し、動作しなくなります。この場合、破損したコンデンサ(1個または2個)の交換で直ります。
信号の衝突によるIO部破損の場合は、FPGAを交換することで修理ができます。この場合は、FPGA実装リワーク費用とFPGAデバイス代が必要になります。
この他の原因による修理依頼はほとんどありません。一般的な企業の実験室等のデバッグ環境で、適正な電源をボードに供給する限り、ボードが壊れることはありません。
安心してSmart-USB Plus / Sigma製品をご利用いただけます。