FPGAシステム開発ボードをUSB付きマイコンボード化する方法
【適用】
アルテラFPGAを搭載したSmart-USB Plus製品
【目的】
無償CPUコア Nios2e(アルテラが提供)と 無償の回路モジュールGPIF_Master(PSIが提供)を利用し、最小限の回路設計で、USBインタフェース付きFPGAマイコンボードを実現します。
【内容】
アルテラ QuartusII開発ツールのQsys統合ツールを利用します。詳細はアプリケーションノート SUA006『GPIF-AVALONブリッジ回路』 とSUA008『USBと無償Nios2CPUコアを組み合わせた組込システム開発』を参照してください。
Qsysツールでは、様々な回路モジュールを無償で利用できます。アルテラ社が提供する回路モジュールの他に、当社がSmart-USB Plus製品向けに提供する回路モジュールがあります。これらの回路モジュールを組み合わせて、短時間にマイコンボードを実現することができます。
Smart-USB Plus製品はUSBインタフェースを実装しているので、Nios2ソフトウエアはFPGA内部のオンチップメモリに直接ダウンロードすることができます(ROM化する必要がありません)。
このシステム開発手法により、汎用的に利用できるSmart-USB Plus製品が、USB2.0インタフェース付きマイコンボードになり、ユーザオリジナルなマイコンボードとして、様々なアプリケーションに適用することができます。
図の赤枠内モジュールは、FPGA内のCPUとPCの制御ソフトウエアから制御できます。 FPGA内のonchip_memoryをRAM化すれば、PCからCPU実行コードをダウンロードすることができます。