FPGAの暗号化機能を利用するには...
SX-Card6に搭載する Spartan6 FPGAには、FPGAコンフィグデータを悪意のあるリバースエンジニアリングによる著作権侵害から防ぐために、暗号化機能があります。
制御アプリ"RefApp7" ver1.0.6.0以降には、この暗号化機能をサポートしています。
暗号化機能を有効にするには、コンフィグデータ生成時に「Encrypt Bitstream」オプションを有効にし、FPGAデバイス内の暗号化キー保管場所をバッテリーバックアップRAM(BBRAM)か、eFUSEに選択して実行してください。
BBRAM選択時:
FPGAコンフィグ前に、JTAG経由で暗号キーファイル(xxx.nky)を書き込み、ボード上のVBAT端子に外部電源(ボタン電池CR1220等)から3.3Vを供給してください。 SX-Card6電源断後も外部電源から給電すればBBRAMに書き込まれた暗号化キー情報は保持されます。
eFUSE選択時:
FPGAコンフィグ前に、JTAG経由で暗号キーファイル(xxx.nky)を書き込んでください。このとき、Xilinx社製USBダウンロードケーブル(HW-USB-II-G)を利用し、VCCAUX電源を3.3V(製品出荷時設定)にしてください。 eFUSEはOneTimeROMなので、一旦書き込んだnkyファイルは電源断後も揮発しません。 このため、暗号キーファイルの取り扱いには十分注意してください。暗号キーを紛失した場合は、二度と暗号化機能を利用できなくなります。
暗号化したコンフィグデータを準備できたら、以下のようにRefApp7のUSBコンフィグ画面から □encryptをチェックして、USBコンフィグできます。