ARMマイコン Cortex-M3開発ツールの一覧
ASUP-M3マイコン開発ボードは、TI社のStellaris 2000シリーズマイコン(LM3S2793)を搭載しています。
このマイコン用の開発ツールは以下の通りです。
開発ツールベンダ | TI社 | IAR社 | Keil社 | CodeRed社 | CodeSourcery社 |
コンパイラ | CodeComposerStudio | IAR C/C++ | RealView C/C++ | GNU C/C++ | GNU C/C++ |
デバッガ/IDE | CodeComposrStudio /Eclipse |
C-SPY / Embedded Workbench |
uVision | code_probe /Eclipse-based tool suite |
gdb / Eclips |
ツール価格 | 機能制限版:無償 フル機能版:495USD |
32KBサイズ制限版:無償 フル機能版:2700USD |
32KBサイズ制限版:無償 フル機能版:2000EUR |
90日間フル機能 Upgrade:999USD |
30日間フル機能 Upgrade:199USD |
JTAGデバッガ | Stellaris ICDI | J-Link (299USD) | U-Link (199USD) | Red Probe(150USD) | Stellaris ICDI |
(注)Stellaris ICDI=TI社製Stellarisマイコン評価キットを購入すると、上記いずれかの(フル機能版ではない)開発ツールと評価ボードを入手できます。評価ボードは、そのままASUP-M3ボードのJTAG書込ツールとして利用できます。安価な評価キットは、EKC-LM3S811 (49USD)です。このキットをJTAG書き込みツールおよびデバッガとして利用できます。
同じStellaris 2000シリーズの評価キットは、EKS-LM3S2965(79USD)ですが、JTAGデバッガとして使用するなら、安いEKC-LM3S811の方がお得です。
評価ボードを書き込みツールとして利用する場合、コネクタ変換(20pin→10pin)が必要です。 TI社から「MDL-ADA2」という型番で、変換コネクタケーブルを入手することができます(当社でも販売しています)。
Cortex-M4シリーズの評価ボードですが、LM4F120 LaunchPad という再格安(USD14以下)のボードをJTAGデバッガとして、EKC-LM3S811の代わりに利用することもできます。詳細....。
TI社製の評価ボードをJTAG書込機として使用する場合、プログラミングユーティリティ LM Flash Programmer を使用してボードにプログラムを書き込むこともできます。
たとえば、IAR C/C++でコンパイルした.binデータを LM Flash Programmer ユーティリティとTI社の評価ボードを使って、ASUP-M3ボードに書き込むことができます。
(参考)当社が検証したところ、TI社のCCSツール(v5.1.1)とメンター社のCodeSourceryからStellaris評価ボードを ICDI(JTAGデバッガ、書き込みツール)として利用できます。
Stellaris ICDIを利用した開発環境(ハードウエア)は、以下の写真になります。
(注)20→10ピン変換ケーブルは、TI社製(MDL-ADA2 $20)を使用しています。
評価ボードについては、"ARM Coretx-M3マイコン開発"ページも参照してください。