CX-Card4/SX-Card6用の専用ユニバーサル、コネクタ変換ボードです。
【概要】
CX-Card4/SX-Card6のユーザI/Oピンは、高速な信号を扱える特殊なコネクタに収容しています。MILコネクタのような2.54mmピッチに変換して運用したい場合や、アナログ回路などの外付け回路を利用したい場合は、このCard-UNIV2オプションボードの利用が便利です。
【コネクタ変換機能】
120pinの特殊コネクタ1個を30pin MILコネクタ 4個に変換します。 以下ボード写真の緑枠で囲んだ部分です。 CX-Card4/SX-Card6のI/Oは、差動信号に対応しています。このため、Card-UNIV2側でも差動信号を利用できるように差動配線を実施済みです。
差動に対応したコネクタは、CX-Card4と組み合わせた場合、CN5(ピンク枠)、CN9(黄枠)が利用できます。 SX-Card6の場合には CN9(黄枠)だけです。 また、水色で囲んだコネクタ(CN10)は、ユニバーサルボード上の表示器(7セグ、LED)とスイッチ類に接続しています。
【ユニバーサルエリア】
2.54mmピッチのユニバーサルエリアですが、一部赤枠で囲んだエリアは「6行14列 Φ0.8」の2.0mmピッチ、青枠で囲んだエリアは「7行9列 Φ1.5」の3.96mmピッチになっています。 特にこの青枠のエリアには、電源コネクタの実装を想定しています。 CX-Card4/SX-Card6は、I/Oコネクタから+5Vを給電できるので、このエリアに電源コネクタを設けて、適切なジャンパ敷設を行うことでFPGAボード側に+5Vの給電ができます。
【応用】
Card-UNIV2を利用すれば新規基板を作成することなく、ジャンパ敷設とコネクタ設置などを実施して、既存のボードでシステム開発が可能です。 ケースに収容することもできるので、数台製作のプロジェクトなら短納期、低コストで開発ができます。