ASUP-M3 USBファームウエアを更新 (2011.3.4)
最新バージョンは "0201" です。
【ファーム更新の背景】
RefApp2.exeやRefApp3.exeまたはユーザカスタマイズした制御ソフトウエアを使用し、メモリ操作(USBバルク転送)を実行してホストPCからボードにデータを転送する場合、WAITn制御機能を使用しているとホストPCから最後に転送されるデータが正常にボードに送信されない場合がありました。
【原因】
ホストPCから転送される最後尾のデータが、USB制御ICのバッファ内に格納されている状態で、FPGAがWAITn信号をアクティブにしている場合、USB制御ICからFPGAにデータを送出していないにもかかわらず、USB制御ICが転送終了コマンドをFPGAに対して発行してしまい、USB制御IC内のバッファ・データが正常にFPGAに転送されませんでした。
【更新内容】
転送最後尾のデータがUSB制御IC内のバッファにあるとき、FPGAがWAITn信号をアクティブにしている間、転送終了コマンドを発行しません。FPGAがWAITn信号をインアクティブにし、USB制御ICのバッファ内データが確実にFPGAに転送された
後、転送終了コマンドが発行されます。
【緊急度】
WAITn信号を利用して、PCからボードに転送するデータを制御している場合は、このファームウエアに更新してください。
【ファーム更新方法】
FirmWriterPlus.zipをダウンロードし、RefApp2.exeをインストールしたフォルダに解凍してください。(PSICEB.DLLファイルが無いと起動できません。)
詳しくはボードマニュアルを参照してください。
ダウンロードするには IDとパスワードが必要です。当社webページよりユーザ登録をお願いします。
【ファームウエアバージョン】
最新版:0201h
USBファームウエア更新後、RefApp2.exeまたはRefApp3.exeの「ボードID」タブから、ファーム更新後のファームウエアバージョンを確認することができます。
<注意>
ASUP-M3をRefApp3.exe制御ソフトで運用している場合、FirmWriter.exeを利用することができません。ご面倒でも 一旦デバイスドライバを削除し、データCD-ROM収録のPSICEB2.SYSドライバをインストールしてからご利用くださるようにお願いいたします。