CX-Card4で使用できる 外部システムとの接続用コネクタは、FPGAのI/Oピンと直接接続しています。 このため、CX-Card4と接続する外部ボードを製作する際には、IO電圧(インタフェース)に注意してください。
特にCX-Card4側で受信する場合に、オーバーシュートやアンダーシュート、リンギング等が発生するような時に注意してください。
CX-Card4をIO電圧2.5V/3.0V/3.3Vのシングルエンド信号で運用する場合には注意が必要です。 詳しくは、アルテラ社のアプリケーションノート AN447を参照してください。(AN447はCyclone3デバイス用に記述されていますが、Cyclone4にも適用されます。)
CX-Card4のIO電圧をDipSW設定により、3.0Vに設定すると、外部ボードのIOインタフェース(ドライバ)が、2.5V/3.0V/3.3Vのいずれの設定でも、CX-Card4では正常に受信することができます。
【注意点】
CX-Card4のIO電圧(VCCIO)をDipSWにより設定する場合、Cyclone4EのIOバンクへの給電と、CX-Card4に接続する外部システムへの給電は同じになります。
たとえば、DipDWでVCCIO=3.0V設定すると、外部システムに給電できる電源ピンも3.0Vになります。 外部システムで3.3V給電のデバイスを使用している場合は、CX-Card4から給電する5Vから3.3Vを生成して利用することを推奨します。
VCCIO電圧の設定は、下図の様にDCDC3(DipSW2)で設定します。この電源はCyclone4Eデバイスのバンク3,4,7,8と外部ボードに給電されます。 DCDC3を3.0V出力に設定すると、外部システムへの給電も3.0Vになるので、外部システムで3.3V動作のICを利用している場合には、CX-Card4から給電する5.0Vを利用して3.3Vを生成することができます。