【ファームウエア更新内容】
ファームウエア版数(0200)において、メモリ転送(USBバルク転送)時、転送終了後の「メモリコマンド」を発行していませんでした。
更新したファームウエア版数(0201)では、転送終了後に「メモリコマンド」を発行します。
【ファームウエアの更新方法】
マニュアル記載のURLからIDとパスワードを入力後、FirmWriterPlus.lzhをダウンロードしてください。
RefApp2.exeをインストールしたフォルダに解凍して実行します。
(注意)RefApp3.exeによりボードを運用している場合、FirmWriterユーティリティは利用できません。製品添付のCD-ROMから制御ソフトとデバイスドライバをインストールしてください。
【メモリコマンドとは...?】
メモリ転送を行う場合、USB制御IC(以下、FX2)は、FPGAにメモリ転送(USBバルク転送)を実行することをメモリ・コマンドにより指示します。FPGAでは、そのコマンドをデコードして、メモリ転送に備えます。
このコマンドの後、実際にデータが転送されます。データ転送が完了したら、FX2はFPGAに対して、メモリ・コマンドを発行し、メモリ転送が完了したことを明示します。
[メモリ・コマンドの内容]
FX2==FPGA間の16bitデータバスの下位8bitアサイン。上位8bitは不定データです。
Bit | 7, 6 | 5~2 | 1 | 0 |
内容 | アクセス種別 | 不定 | 転送状態 | 転送モード |
00:8bitアクセス |
不定のデータ |
1:メモリ転送の開始 0:メモリ転送の終了 |
1:メモリRDの開始or終了 0:メモリWRの開始or終了 |
(例)8bitアクセスで、データをボード上のメモリに書き込む場合。
実際に転送するデータを「メモリ・コマンド」により挟むことで、柔軟な制御を可能にします。
【適用】
2009年5月18日以降に出荷する製品は、すべて最新ファームウエア(0201)です。