SX-Card3 採用のメリットとは。
SX-Card3システム開発ボードには、Spartan3A-DSPを搭載したボードと、Spartan3ANを搭載したボードがあります。
SX-Card3システム開発ボードのメリット:
LVDSやRSDSなどの高速な差動信号を扱い、高速SRAMでデータバッファリングしながら、PCと連携したシステム開発ができます。 ASICや機器の評価用治具や工場での製品検査治具等に応用できます。
- 高速USB2.0で大容量データを高速に転送できます。平均40MB/s。
- FPGA-IOに直結した高速コネクタにより、シングルエンド信号でも、差動信号でも運用ができます。
差動信号には、LVDS、RSDSなどの規格に対応しています。
画像インタフェースやLVDS-I/Oの高速なADコンバータなど扱うことができます。
- FPGA外部に最大200MHz動作の18Mbit同期SRAMを搭載し、データバッファリングなどに対応します。
Spartan3AN搭載ボードのメリット:
- ユーザ・システムにSX-Card3を組み込んだ場合、システム全体の秘匿性を高めます。
-FPGA内蔵のFlashROMにコンフィグ・データをプログラムできるので、外部からコンフィグデータをリードバッグできない。
SX-Card3にユーザ回路を搭載し、自社製品に組み入れた場合、悪意のあるユーザからリエンジニアリングを防ぐことができます。
-デバイスDNA機能を利用して、デバイス内にシリアルNo.を埋め込むことができる。
デバイスのシリアルNo.を読み込み、PC側ソフトで認識させることで製品をイネーブルさせることができます。
- 16Mbitの内蔵FlashROMを利用できる
-ユーザが自由に利用できるのは11Mbit、5Mbitはデバイスコンフィグ用です。ユーザ領域にもコンフィグデータをプログラムすることができるので、複数のコンフィグデータを内蔵させることもできます。また、画像システムでは、静止画を複数枚格納し、LVDSやRSDSインタフェースでフラットパネルへの出力もできます。
Spartan3A-DSP搭載ボードのメリット:
- FPGA内蔵のDSPブロック、ブロックメモリが豊富。
DSP機能実現だけでなく、FPGA内のメモリを利用するシステムにも適しています。