SX-USB2のDINコネクタに外部システムを接続したときに、何MHzのクロックレートが可能なのか検討することは重要な問題です。
SX-USB2ボードのDINコネクタに収容するI/Oは、FPGAに直結しています。I/O電圧は3.3V単一で、4.6Vを超える電圧を加えると、FPGAのI/Oが破損するおそれがあります。
ボード上では、FPGAとコネクタI/Oピン間配線を50Ωのインピーダンスで整合していますが、コネクタは標準的なDINコネクタなので、FPGAからコネクタ・ピンまで厳密にはインピーダンス整合されているとは言えません。
SX-USB2にコネクタ接続する基板、たとえばIMG-Pro6DやIMG-Pro6Eなどでの評価により、24bitパラレルデータで、100MHzのデータ転送が可能です。これは、画像解像度SXGAサイズのデータを送受信できることから結論づけています。また、IMG-Pro6D/IMG-Pro6E基板でもDINコネクタからICまでの配線は50Ωのインピーダンス整合を実施しています。
ケーブル接続の例として、バラ線ケーブルL=20cmをSX-USB2の2つのコネクタに接続し、80MHz/64bitパラレルデータの転送ができることを確認済みです。